銀座ギャラリーSTAGE-1様の、 「お伽の国の物語展」に出展させていただいた作品です。
今回は3作品、全てオリジナルの新作です。

『Sagittarius』
射手座、ケンタウロスを素直に描きました。 馬の筋肉をもっとリアルにするつもりが、絵として違和感が出てしまったので、 敢えて特徴を抑えた描き方にしています。
この作品は、以前大変お世話になった方に、お迎えいただきました。 原画の迫力を喜んでいただけまして、とても嬉しく思っています!
(会場での写真がピンボケでしたため、展示後に撮影し直しました。)

『月夜の友』
展示のテーマでもある、"物語"を感じられる作品にしたいと思いました。 といっても、設定は詰めずに、色々と解釈できる余地を残しました。
この少年とオオカミは、満月の晩だけ行動を共にする仲なのか、 実はこの1人と1匹は同じ人物(?)で、月夜の時だけ違う姿なのか、 分身のような存在なのか、 後ろのお城は敵なのか、味方なのか、等々。
少年とオオカミの目を同じにしたくて、 普段なら細かく描き込む、虹彩の模様を描かなかったり、 目の色が埋もれてしまわないように、服や肌、月や背景に使う色の数を抑えたりと、 あちこち「引き算」をして出来上がりました。

『エルフの夢』
タイトルと完成図が同時に思い浮かんで、そのまま描いた作品です。 シャープペンシルの柔らかさを全面に残すタッチも好きです。
とにかく、美しいと思える顔を描きたい! 自分でため息が出るような顔を描きたい!顔!顔!顔だ! というのが、私が絵を描く動機の大部分ですから、 まだまだ及第点には遠いですが、1枚1枚精進して行きたいです。
この絵はしかし、色調調整が難しくて、 スキャンでも写真でも、原画の味わいが伝わり辛いです。 こういう絵こそ、展示で直にご覧いただけるのはよいですね。
さて、次回は、7月の展示に参加させていただけることになっています。 これが「顔」がテーマなものですから、自分の理想を具現化できるように頑張ります!
ギャラリーSTAGE-1様、作家の皆様、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

※作品のスキャン画像や画材などの詳細は、HPのGalleryに掲載しています。 是非HPもご覧ください。
HP「ひとしずくの星空」 http://www.ariba-minori.com/
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