先日参加させていただいた「お伽の国の物語展」では、 嬉しいお言葉や、前向きなアドバイスを沢山いただくことができました。
その中で、やってみよう!と思ったのが、『エルフの夢』のマット。
展示時は、こんな感じでした。

淡いクリーム色の、水彩紙のような質感のマットです。 表面がうっすらとデコボコしています。

これはこれで合っているのですが、 ご一緒させていただいた、それはそれは素敵な作家様に、 マットを変えたらもっと良くなるかも、と、アドバイスをいただいたものですから、 是非ともチャレンジしてみたくなりました!
お世話になったのは、額縁の純真堂さん。 改めて拝見すると、マットの種類が凄かったです。 淡いグレー、濃いグレー、くすんだ水色、濃紺、パール調…、 布張りや、金ピカのまでありました。
色々と合わせてみると、色があるものは、マットが目立ってしまって断念。 パール調のは何色かあって、どれも合いそうではあったのですが、 淡いグレーのは、冷たく寂しげな印象になってしまい、 クリーム色のは、斜めから見るとオレンジ色に光って、 見る角度によって印象が全く変わってしまいました。
なかなか選べないでいたところ、店長さんが出してくださったのが、こちら。

表面がしわしわで、高級感のあるマットです! 真っ白ではない優しい白色が、品格を醸し出しています。
絵に当ててみたところ、かなり良さそうでしたので、サイズを伝えて注文し、 後日、再び額縁と作品を持って、純真堂さんにお邪魔しました。
最初のクリーム色のマットも持って行き、入れ替えて比較したところ、 店長さんも、店員さんも、私も、 「新しい方がいい!」と意見が一致しました!
最初のマットだと、普通で無難。 新しいマットだと、ちょっと大げさかもしれませんが、世界観をも表現している感じ。 このエルフの住んでいる世界に、こういう質感のアイテムがあるように思えて来ます。 分厚い本とか、古いしわしわの地図とか。 目の前で比較してみて初めて、印象の違いがはっきりと分かりました。
最初にアドバイスをくださった作家様のイメージ通りかは分かりませんが、 『エルフの夢』は、このマットで行くことにしました。 自分では、マットを変えるなんて思いつかなかったですから、 作家様には本当に感謝です! 展示会ならではの経験でした。
純真堂の店長さんと店員さんにも感謝! 真剣に、納得のいくまで、探して、考えて、 あーでもないこーでもないと、率直に印象を言ってくださいました。 作品の魅力をどうしたら一番引き出せるかを、一緒になって考えてくれるお店さんです。
お蔭さまで『エルフの夢』は、こんな額装になりました。 いかがでしょうか? 個人的には、このマットとの組み合わせは、とても気に入りました! 写真ですと、ちょっと分かりにくいので(汗)、 またどこかで、直にご覧いただける機会があったらいいなと思います。

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